STEP 1
Step1では、まず、図学基礎として、立体の射影と切断について学び、その後、住宅規模の小建築の三面図(平面図、断面図、立面図)やその立体表現である透視図、アイソメトリック、アクソノメトリック図法について学びます。
Step1-1 『三面図を描く』
線の種類や太さの使い分けについて学ぶ
図面では、表記するものや目的によって、線の種類や太さを変えて表現する。
縮尺と寸法
エンジニアが計画・設計する対象は、巨大なものから微少なものまでに及び、そのままの大きさでは図面にできない。また図面に寸法が記されていないと実際の大きさを知ることはできない。
三角法
立体を二次元平面に表現するためには、様々な手法がある。そのような手法の代表例として、第三角法による三面図の概念と使用法を、実習を交えながら学ぶ。
Step1-1の練習「線の種類、縮尺、三角法を学ぶ」
Step1-1の課題 「三面図を描く」
締切と提出先 次回の講義中に隣人に添削を受けてから提出
注意点
方眼紙に鉛筆/シャープペンシルで作図すること。
三角定規、コンパスを使用して、丁寧に作図すること。
全ての方眼紙をホッチキスで綴じて提出すること。
提出する方眼紙全てに回答者と添削者の学籍番号を記入すること。
Step1-2 『断面図を描く』
建築をデザインすることは「空間」をデザインすること。
建築内部の空間を表現する図面、平面図と断面図はそれぞれ水平方向と垂直方向に切断した図。
「空間」のある立体の第三角法三面図と断面図の作図を学ぶ。
Step1-2の練習「立体の切断を学ぶ」
Step1-2の課題「空間のある立体の三面図を描く」
締切と提出先 次回の講義中に隣人に添削を受けてから提出
注意点
方眼紙に鉛筆/シャープペンシルで作図すること。
三角定規、コンパスを使用して、丁寧に作図すること。
全ての方眼紙をホッチキスで綴じて提出すること。
提出する方眼紙全てに回答者と添削者の学籍番号を記入すること。
Step1-3 ,1-4『芯線と躯体の平面図と断面図を描く』
建築の平面計画の最初の手順として基準線を描く。
「壁」が部屋を仕切り空間を生み出す。その位置に芯線を描く。
壁には厚みがあり、窓やドア等の開口もあるので、それを描く。
こんな感じで描きます。
建築の高さ方向の情報は断面図で表現する。
例えば、部屋の天井の高さ、窓の高さ、吹き抜け、階段など
Step1-3,1-4の「芯線と躯体線を学ぶ(平面図と断面図)」
Step1-3,1-4の課題「住宅の芯線と躯体の平面図と断面図を描く」
課題は高野先生と森田祥子さんの共同主宰する建築事務所「MARU。Architecture」の作品「海のコテージ」をテーマとします.HOME PAGE に作品写真が掲載されています.写真と図面を観察しながら,線が表している物が何か考察しながら作図してください.
課題1-3,1-4では、住宅の芯線と躯体の平面図,断面図を描きます。
課題は授業中に手渡しで配布します.
締切と提出先 次回の講義中に隣人に添削を受けてから提出
注意点
方眼紙に鉛筆/シャープペンシルで作図すること。
三角定規を使用して、丁寧に作図すること。
方眼紙をホッチキスで綴じて提出すること。
提出する方眼紙全てに回答者と添削者の学籍番号を記入すること。
課題名や図名を記入する.
Step1-5 『アイソメ図とアクソメ図を描く』
アイソメトリック図と、アクソノメトリック図の概念
それぞれの描き方
アイソメ図やアクソメ図は寸法を測れるのが便利
Step1-5の練習「アイソメトリック図とアクソノメトリック図を学ぶ」
Step1-5の課題「アイソメ図とアクソメ図を描く」
締切と提出先 次回の講義中に隣人に添削を受けてから提出
注意点
方眼紙に鉛筆/シャープペンシルで作図すること。
三角定規を使用して、丁寧に作図すること。
提出する方眼紙全てに回答者と添削者の学籍番号と氏名を記入すること。
成 績 評 価
Step1は、各課題と実技試験によって評価します。
課題1-1〜1-5 各2点で合計10点
全員が同じことをやるだけなので、成績の優劣はほとんどありませんが、提出物の内容に問題の多い場合は減点があります。
実技試験 10点
技術が身に付いているかどうかを実技試験します。
ただし、以下の場合は減点ですので注意してください。
Step1の全ての課題を提出していない。
提出遅刻や、提出方法の間違い等。
STEP1,2が終了後にそれぞれの合計点を通知します.点数が低いものは通知後に課題の再提出を認めます.
採点項目
・図形,寸法が正しく記載しているか?
・課題名や図名が書けているか?
・縮尺が書けているか?